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研究者からのご挨拶

杉浦 亙先生

研究開発代表者

杉浦 亙

国立国際医療研究センター臨床研究センター長

COVID-19禍では日本の医療現場の抱える様々な課題が浮き彫りになりました。その一つが臨床試験を進める上での資金的そして人的リソース不足であります。 GLIDEでは感染症の治療薬開発のための国内の臨床試験ネットワークの活性化と試験実施における様々な支援を提供し、試験を加速することを目指しています。是非とも多くの先生方のご協力とご支援をお願いいたします。

大曲 貴夫先生

大曲 貴夫

国立国際医療研究センター国際感染症センター長

新興感染症に発生した際には、迅速に患者レジストリを立ち上げて臨床情報を収集し、同時に治療薬やワクチンを見いだすための治験を迅速に行うことが不可欠です。GLIDEを日本におけるプラットフォームとすべく、頑張りたいと思います。

美代 賢吾先生

美代 賢吾

国立国際医療研究センター医療情報基盤センター長

これまで20数年にわたり電子カルテを含む医療情報システムの開発研究とそのデータの利活用研究を進めてきました。広範に、そして急速に拡大する感染症に対して、情報と情報システムの活用は多くの場面で大きな力となります。パンデミック時の混乱する医療現場においても、そこで発生する診療等の情報をより正確に迅速にシステマチックに収集し、これらを分析し対策を立案する先生方への橋渡しをしたいと思います。

近藤 征史先生

近藤 征史

藤田医科大学研究支援推進本部治験・臨床研究支援センター長

肺癌などの呼吸器疾患の臨床研究に携わっています。2020年より藤田医科大学のファビピラビルに関連したcovid-19の臨床試験を支援しています。この事業により、臨床研究の機能的なネットワークが形成できるように努力いたします。

土井 洋平先生

土井 洋平

藤田医科大学 医学部微生物学講座・感染症科 教授

COVID-19治療薬の開発を目指す国際共同臨床試験には日本からも積極的な参加が望まれるところですが、制度の違い、言葉の壁、本疾患の特性などの難しさがあります。本研究開発課題では、NCGMや本学がこれまでに得た経験やノウハウをもとに、国内医療機関の国際医師主導治験などへの参加を支援していきます。

藤谷 茂樹先生

藤谷 茂樹

聖マリアンナ医科大学 医学部救急医学 主任教授

2020年度にCOVID-19によるパンデミックと同じ時期に、日本からREMAP-CAP研究にREMAP-CAP Japanとして参加いたしました。アダプティブプラットフォーム研究としてグローバルレベルでの実績のあるREMAP-CAPのノウハウを、このAMED研究に活用ができればと考えています。私の研究分担テーマは、感染症危機発生時に迅速に臨床試験を実施するための臨床試験プラットフォームの構築に関する研究で 新規参加施設の追加、e-Consentの作成をし、次に発生する可能性のあるパンデミックに対応できるシステム創りとなります。

平川 晃弘先生

平川 晃弘

東京医科歯科大学大学院臨床統計学分野 教授

本研究をとおして、東京医科歯科大学及び国立国際医療研究センターの生物統計家でワーキンググループを立ち上げます。プラットフォーム型治験の効率性をコンピュータシミュレーション実験で評価し、その実装に資する情報を提供します。

三上礼子先生

三上 礼子

国立成育医療研究センター臨床研究センター 副センター長

COVID-19パンデミックの当初より日本国内での臨床試験実施に関わってきました。今後の新興再興感染症流行にあたっても、その治療法の開発には信頼性を確保して実施する臨床試験による検証が不可欠であると痛感しています。GLIDEがその場となるよう本研究を通じて活動いたします。

協力者

有吉 紅也先生

有吉 紅也

長崎大学熱帯医学研究所 臨床感染症学分野 教授

臨床試験で先駆的な英国研究者と日本の研究者との連携を促進すべく、昨年はGLIDE ワークショップ2022を企画させていただきました。今後も、研究協力者として微力ながら皆様のお役に立てれるよう尽力いたします。

飯山 達雄先生

飯山 達雄

国立国際医療研究センターインターナショナルトライアル部長

この度GLIDEへの参加の機会を頂きました。NCGMのインターナショナルトライアル部では“ARO on the table of Global Health”を合言葉に、医療プロダクトの研究開発やEBMなどを進める研究者や企業の臨床試験を支援しております。感染症領域においてもGLIDEの国際活動の一助となるよう努めて参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

一原 直昭先生

一原 直昭

東京大学大学院 医学系研究科医療品質評価学講座 特任助教

アダプティブ・プラットフォーム試験、現実主義的大規模試験(Large Simple Trial)、二値アウトカムをベイズ統計によりモデル化して解析を反復するランダム化比較試験、感染症危機管理対応に特化した試験、大規模国際臨床試験。これらを言葉で説明するのは簡単ですが、いずれも設計し、立ち上げ、運営し、継続的に向上していくためには、次々に現れるさまざまな問題に対処していかなければなりません。これまで国際共同臨床研究への日本の貢献は、残念ながら限られているのが現状でした。しかし日本が、諸外国に遅れることなく、こうした新しい臨床試験のサイエンスとアートを学び続け、国内発の研究の発展につなげるためには、最先端の国際共同試験に一人でも多くの国内研究者が参加することが必要です。また、科学技術外交という言葉の示すとおり、国際共同研究は各国の頭脳が交流し、国家間の信頼と互恵的な関係を発展させる重要な機会であり、経済安全保障において無視できないチャンネルでもあります。本課題では、国際共同試験であるREMAP-CAPに活発に貢献する国内の多くの若手研究者を代弁し、こうした取り組みを将来にわたり国内に根付かせるために必要な方策の立案に貢献したいと考えています。公的な課題に参加する者として、どんなお立場の方からでも、ご意見・ご要望を歓迎いたします。